2013年8月アーカイブ

星空観察の専用デッキ作りました。

 ベランダ天文台ではゆらゆら揺れて、人が退避しないと写真が撮れません。ベランダとは隔離された専用デッキが必要です。 2013年夏のプロジェクトです。

 独立基礎に木の支柱を立てベランダの上まで出し、支柱間に筋交いを入れて補強し、ベランダの上に出た部分にデッキを打ち付ける、という構想です。

 主要材料は

1.独立基礎コンクリート、沓石とか束石とかいうらしいんです。羽子板付を使います。 36センチ程度の高さのものを4個買いました。これ以上背の高いのは重くて運べません。

2.沓石を埋める穴の底に敷く小石や砂利。 敷地内にある小石を集めた。

3、コンクリート。水を加えるだけもの、2袋。

4.支柱。10.5センチ角の柱。 主に基礎に使うような杉の木材。 3メートルのもの2本を買って、その場で半分に切ってもらい運びました。

5.筋交いやデッキに板。 ログキャビンの余った部材を集めた。

6.その他材料や道具など、防腐剤、刷毛、巻尺、曲尺、金槌、釘、木ネジ、穴掘り用のシャベルなど。

 ここの凍結深度は確か60センチ程度と記憶しているのですが、そこまでのものではないので、沓石もそんなに大きなものは調達できず、したとしても重くてとんでもないことになりかねないので、大きく妥協し極浅く作ります。浮いてしまったらそれまでのことと割り切ります。

 穴を掘って、小石を詰め、子供のころ見知ったように丸太で突いて固め、ソンクリートを流します。一応木枠を作って流します。固まったところでもう一度コンクリートを入れて、沓石を置きます。コンクリートを水平に流したり、沓石を垂直に置くのは難しい。 結局踏み石は傾いた状態で固まってしまった。 傾くと柱を立てる所の位置関係が変わってしまうので始末が悪い。

 角材の支柱を立て、筋交いを入れます。沓石の傾きや高さの違いを補正しながらなので大変です。素人はこんなところで苦労するんですね。 土建屋さんの技にはかないません。

 ここまでくればあとは簡単、デッキの板を打ち付けて出来上がりです。

 出来上がりの状態はこんなもんです。

2013-08-stargazingDeck-038.jpg 雨水が跳ね返らないように、カラマツの葉を敷いてあります。 組み立て前に、木材にはたっぷりと防腐剤をしみこませました。

2013-08-stargazingDeck-039.jpg ベランダから柱の所だけくりぬかれて出ています。 三脚を載せる所に、定位置に置けるように設置ガイドの木を固定してあります。 これで意外といつも方位が定まるんです。

 これでどの程度振動しないか。 星空専用デッキを横から蹴飛ばすと振動します。 どういう訳がベランダを揺らすと、なんとなくそれがつたわってるみたいです。 普通にベランダで動いている限り、「全く」問題ないようです。 使ってみて精度はかなり上がって、星空観察に、パソコンコントロールンなんか欲が出てきそうです。

 後はひと冬越してみて、基礎が浮き上がることはないかどうかです。