2014年の夏は長期滞在と決めました。
6月の末から台風と大雨一過を見計らって、7月に入り、5日に現地入りです。
山小屋は4:30到着で、外気は18℃、中は20℃だった。一両日は体が慣れないせいか寒く感じるんですね。 翌朝には室内で19℃、20℃以下では無理せずに早速ストーブと相成ります。
朝は冷たい空気と、かおる緑の中から、さっそく鳥の鳴き声です。
チュルン・チュルン
チョッチョッチルルーチュル
ツルーツルーツルルピッ
なんていうやつです。
鶯はだいぶ鳴き方が上手になっています。 その他いろいろ聞こえてきます。
クピツ・クピツ・クピツ とか ツピツ・ツピツ・ツピツ とか聞こえる鳥
ツイ・ツイ・ツイ・ツイ
チルルルルルー とか ツルルルルー とか聞こえるか細い声でなく白と黒の小さい小鳥
ピュッピュッピュッ と鳴くと ピュルピュルピュル と応える掛け合いみたいな鳴いている。
一段落したところで7月の小さな花を探しに出ます。 名前は良く分かりません。 探せばいろいろ咲いているものです。
8月に入ってからはるとこんな花も見つけました。
この後は9月に入るとキリンソウやノギクの大群が続きます。
8月に入ってすぐに里に下りたらヒマワリ畑が。 「観光地でござる」という場所ではないので、贅沢にみんなこちらを向いて満開でした。
8月の後半、周りが静かになったある日の夕方、毎年訪れるタヌキが久しぶりです。 残飯を漁りに、今日の食事にありつけました。 食べ物をくわえて茂みの中に行きました。
今年の夏はふたつの楽しみをしました。 ひとつは小部屋寝室の窓のリニューアルです。
「森の窓」という所から内側に上と横が開く木の窓を調達して付け替えました。 ログの隙間からと上から伝わる雨水には、ログカットとシリコンゴムシールで対応します。 内側外側の額縁もヨーロッパスタイルに木の面をカーブに切ってあります。 いくつか付けているので、そのあたりのツボは心得た自慢の仕上がりです。
ふたつ目はキヤノンカメラの魚眼レンズ、この画像が実に表現力豊かなんですね。 風景と、もちろん夜空を楽しみました。 作例をふたつばかり載せておきます。
丸みを帯びた周辺の視界、四隅が180度の視界から切れている感じ、拡大して近ずいて見た風景の迫力は何とも言えん。
もうひとつは夜空。 一枚だけ載せておきます。
10mmの焦点距離で周囲の木々や山小屋の屋根に囲まれた西の空に天の川がくっきりと見え、中央に白鳥座の北アメリカ星雲とやらが、赤く染まって見えます。
8月22日の朝、実に良く空が晴れ渡りました。 200mmの望遠レンズで、遠くの穂高・槍ヶ岳、白馬岳方面を撮ってみました。
モタモタしているうちに槍ヶ岳の上に靄がかかってきてしまいました。