2012年7月の四季の森
春の草花の名残りと夏の草花が見え始めるときです。
樹木が高く育ってきて木陰が広がってくると、夏の花がなかなか出てきません。ここでは例年7月頃から咲き始めるマツヨイグサも今年は花の咲く気配すらありません。
草に隠れていた花を探し出しました。
この草は今の時期は控えめな白いまだ蕾の花を沢山つけていますが、来月には大きな塊になってあたりを圧倒するように、一面群生します。
名前は分かりませんがこれもまだ蕾です。
花を探していると鹿の痕跡です。すぐに目につくのはこれです。ペアで来るのでしょうか、よく2か所並んであるんです。
草むらをよく探すとここで休んだ跡が、、
数か所並んであるので何匹かで来ているのでしょうね。ここでは若い樹皮がかじられた程度ですが、近くの湖に近いところでは皮が剥がされた木が何本もあります。
山の上の湿原ではニッコウキスゲの群生が軒並み食べられ見る影もありません。かろうじて保護のために囲ってあるところだけが群生の面影を残しているだけです。
鹿による被害は深刻です。
湖の畔の湿原に行くと幾何学的に大きく広げた花を見つけました。
2012年7月アーカイブ
2012年春、山椒の木が深緑の実をいっぱいつけた。
山椒の実の佃煮を作ってみた。
収穫
若い状態の実を収穫した。 実が足りないときは若葉も入れてもよいようだが、豊作なので実だけで挑戦することにした。 実についている枝は極力取り除いた。
あく抜き
山椒の実は噛むとほんとに耐えがたい苦みというか、渋みというか、えぐみというか、口をゆすいでもしばらくその耐えがたいものが口に残る。 あくはある程度残った方が良いものもあるが、山椒に限ってそんなことは考えない方がよい。
5回ぐらい沸騰水で5分ぐらい湯でこぼした。 それでもかなりそのアクが消えないが、今回はこのくらいにしたが、もう数回ゆでこぼした方がよかったかもしれない。
水でさらす。
写真はゆでこぼした後のもの。 色からしてまだまだ苦々しい感じ。
煮つけ
山椒の実と同程度の鍋にひたひたとなる位の日本酒、みりん少々、醤油1/3程度、昆布かつおだし系のだし、など入れて弱火でじっくり水分が飛びなくなる程度まで煮る。
保存
密閉できる瓶に入れて保存。 念のためふたをしてから熱湯殺菌しておく。
何しろこの耐えがたい味覚なので、菌も繁殖できないんではないかと、勝手に解釈して常温で保存している。
サラダ、煮物、肉料理、なんでも数粒を気つけ丸薬みたいにして、食欲増進を狙って、効いているかどうかわからないが食している。
耐えがたいニガ・シブ・エグい味わいを楽しみたい方はどうぞ。