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 2012年10月の星空は、日中は雲ひとつなくても夕刻から雲がどこからともなく集まり、暗くなると霧も加わり不発が続いていた。それでも新月が近づく頃、ひと晩中快晴の夜空が2日ばかりはあった。そこで撮りためてみた画像をDeepSkyStackerしてみた。

 まずは2011年9月に写して、勝手知ったN6992、今年はもっと良い結果が出ることを期待してやってみた。N6992はN6960とともに対みたいになって、白鳥座の南の方の羽のギエナーという星の先にあります。カメラが無改造でも比較的映るみたいです。改造すればこんなもんではないかな?

 RawではうまくいかないのでjpegでDSSした。今回darkの他、flat、dark flat、biasフレームも10枚ずつ用意した。なぜRawでダメなのか、まだ使い方がよく分からない。lightフレームはやや露出オーバぎみ、星の流れ、振動の小さいもの9枚を選んだ。

n6992-20121016-psds-3ft.jpg

2012年10月16日19:56-20:20撮影  撮影地:長野県立科町 ケンコーSE 250N CR 25cm反射鏡 Baader Planetarium MPCCコマコレ使用 EQ6PRO赤道儀 
キヤノンEOS KissX4無改造 
ISO6400 露出60秒のショット9枚をCanon Digital Photo ProfessionalとDeepSkyStackerでスタック画像処理。フラットフレーム使用。彩度を強調。
掲載のため縮小専用で400x266pcに縮小。
カメラの設定と西半球撮影で下が北方面です

 

 初めにキヤノンのDigitalPhotoProfessionalでバックグラウンドの足切りみたいなことをして、背景を暗くしてDSSをかけているためか、フラットが効いていません。

 彩度を上げないと色が出ないので、ピンクとか緑もどうしても不自然な色合いです。やはり湿度が高いせいでしょうか、昨年のよりも色の出方がかなり弱い。これでカメラ改造でどれだけ引き立つのだろうか。無改造でかなり無理しているのがありありですね。

 小さくて分かりずらいですが、かなり荒れている。出来栄えはあまり気に入ってはいません。気に入らないのを出すのも何ですが、プログレスを見ておくということで。

 ここは銀河のど真ん中です。星が実に沢山映っています。星のばらつきも筋がついているのが面白いですね。

 ところで、MT5.2 でフォントサイズを変えるのどうやるのかな?

備忘録

N6992:超新星残骸 網状星雲 白鳥座。 N6960とともに対みたいになっていて、白鳥の南の方の羽のギエナーという星の先の羽の線のすぐ南の近い方。星座線から離れた方がN6960