季節の星空観察プランの最近のブログ記事

 10月の星空観察プランを備忘録でまとめてみた。前の経験から午前様の部分も含めた。2012年10月は新月は15日なのでそのあたりのプランです。

 17時半には太陽が沈み19時には観測時間帯に入るので、設置、アライメントは18時ごろからできる。

 

 アライメント:こと座のベガ - はくちょう座のデネブ、順次ターゲットの近くの星でPAE機能で精度を上げる。Re-centeringのあとENTERで〆るのを忘れないこと。

 

 19:00頃 

 NGC6826(はくちょう座、まばたき星雲 はくちょうの北側の羽のところ)にある。210:00頃には沈んでいく。小さいが明るいので眼視対象。どう見てもまばたきなんかしていない。

 NGC6960 NGC6992(はくちょう座) 21:30頃まで観測できるが、できるだけ天頂に近い時に決める。22:00頃までか。

 時間に余裕があればM27(こぎつね座)が21:00頃まで観測できる。

 19:30頃になると、NGC7023(ケフェウス座 散光星雲)が北極星の上にくる。広がりがあるので写真にいいかもしれない。

 21:00頃

 はくちょう座の尾の先にIC5146(まゆ星雲)が見えそう。

 NGC7331(ベガスス座)が天頂付近に現れる。アンドロメダを小さくしたような銀河。24:00頃まで可能。

 NGC7662(はくちょう座 青い雪玉星雲)、24:00頃まで観察域だが、小さいので倍率を高めて識別できるかどうか? 

 

 24:00頃

 NGC281(カシオペア シェダルの近く) 23:30以降観察域、星の中に赤く光る。1:00過ぎにカラマツの陰に入るかもしれない。

 M31(アンドロメダ座) 23:00頃から観測域に入る。大きすぎてカメラの望遠レンズでがいいかな。中心部だけでも迫力がある。2:00頃までは高い位置にある。

 M33(アンドロメダ座) M33の反対側、北極星から遠い側にある。銀河を上から見る形。2:30頃まで可能。

 M76(ペルセウス座) アンドロメダの右足の先、カシオペアに近いところにある青いきれいな惑星状星雲。3:00過ぎまで観測できる。

 NGC891(アンドロメダ座) アンドロメダ座の左足の先、銀河を真横から見た形。0:30以降3:00過ぎまで観測できる。

 

このあたりでしばらくお休みできる。

 2:00頃

 M45(おうし座 スバル) このころからスバルが観測域に入るが、撮影であればカメラの望遠程度の撮影がよい。

 3:00以降

 M42(オリオン座 オリオン大星雲)

 このあたりからオリオン座大星雲をみる準備をするとよいかな。オリオン座は3:10頃に南中するのでこの時刻から観測できるが、5:00には薄明かりで空が青みがかって来るので手際よくする必要がある。

 

写真撮影するときの注意:ダークフレームを忘れないように。その時外気温を記録しておく。ダークフレームの再利用のため。赤道儀内の(syanscanで示す)温度はあてにならないみたい。外気が4度に下がっても11度を示していた。

 

 2012年4月新月期間の星空観察プラン

  我が観測所は天頂から西空の狭い領域だけ。

 日没直後に極軸を合わせ、午後7時頃に西空にカペラが輝いているので、これと天頂近くのふたご座のカストルかポルックスでアライメントをする。 さらにエルトナで追加アライメントをする。

 エルナトからベテルギウスに行く途中のM1(惑星状星雲)に挑戦する。

 エルナトの近くのM35、M36、M37(いずれも散開星団)に挑戦する。 M36に向けて135㎜で撮ってみる。 および個別に挑戦。

 7時頃から天頂に現れるかに座のM67(散開星団)とM44(散開星団)に挑戦。

 おおくま座のM81,M82、M101、M108(いずれも系外星雲)、M97(惑星状星雲)、

 視野に入るようだったらしし座に移り、レグルスで追加アライメントをする。 

 しし座でNGC2903、M95、M96、M105を探してみる。 同じくM65、M66を探してみる。


 その後の顛末記

 4月18日は夕方から雨。諦めて早寝で、深夜目が覚めると星空が。日が変わってからの手順は考えてなかった。

 急遽、極軸を合わせたところで濃霧により中止。日没から深夜までと、深夜から夜明けまでのプランも用意すべし。


 深夜からは、アークトゥルースとデネボラ又はレグルスでアライメントをする。

 観察撮影のターゲットは、M101、M66、M67、りょうけん座のM3(球状星団)あたりを探してみる。

 おおくま座のM97は木の陰に隠れる。