品川駅の高輪口を出ると車のロータリーがあり、その向かいの歩道沿いに品川駅創業記念碑があります。品川駅は新橋駅開業よりも4か月前に開業した記念すべき駅です。
明治5年に新橋‐横浜間の鉄道開通に先立って、明治5年5月7日(新暦で6月12日)に品川‐横浜間が仮開業したそうです。本開業の新橋‐横浜は9月12日(新暦で10月14日、鉄道の日は新暦で10月14日)に開業しました。この仮開業の様子の碑が品川駅高輪口の小さなロータリーの国道の所の歩道に隣接したところに、車の陰に隠れたりして、ほとんど忘れ去られて、立っています。
1日午前と午後1本づつの時刻表と片道50銭からの運賃など、運行の様子が碑の裏にかかれています。この碑のことなど写真の中に書かれ解説してあるので読んでみてください(字が小さくて見えないかな)。
当時は客車の等級が、上等、中等、下等と言っていたんですね。これ、何とも言えない等級の呼び方です。
東京の古地図で見ると、有楽町の辺りから品川駅の先までづっと海岸線に敷設されていている様子がよくわかります。
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備忘録
品川駅、横浜駅 仮開業:新暦で明治5年(1872年)6月12日
新橋駅、品川駅、鶴見駅、横浜駅 本開業:明治5年10月6日 鉄道の日
大森駅開業:明治9年6月12日
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