ポラリエにポーラーメーターを追加 ナノトラッカーも修理から戻りました

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 ポラリエの極軸設定の支援ツールとしてポーラーメーターを買いました。 もう少し丁寧に組み立ててほしいです。

 北極星が見えにくいところでは、方位と仰角を合わせるのにはひと工夫が必要です。 本体の側面に付いている重心で矢印が下に向いているやつ、着想はいいんですが、あまりにも荒っぽくて役に立ちません。 そんななかでポーラーメーターは役立ちそうです。 目盛もある程度読み取れて、締め付けねじで設置角度を固定できます。 仰角の設置に気泡水準管がついています。2014-03-polarmeter-003.jpg

 このポーラーメーターは役立ちそうですが、これまた使うのにひと工夫が必要です。 付いている気泡管(右側の緑色)、極めて低感度。 あまりにも低感度なんで、感度の良い気泡管を写真のように目盛盤の上に載せて使わなきゃならん。 感度の高い気泡管なんか値段は変わらないんですけど、なんで、こんなのを付けたんでしょう。 それに、方位の目盛を合わせる基準線が、白い▽印とずれた状態で組み立てられているんですね。 そんなに精度は出せないのは分かってますが、丁寧な作りこみがなかったら日本製の価値が全くないんではないかな、ビクXXさん。

 写真は交換してもらった状態の良いものなので、汚れはありますが、ぴったり合っています。2014-03-polarmeter-001.jpg

 備忘録として極軸設置手順: マンフロット3軸ギア雲台+ポラリエの場合

 仰角方向の設置: 感度の良い気泡管を使って、三脚と三軸雲台面で水平に設置します。 1軸ギア(水平面回転)である程度北に向くようにしておいてから、三脚の軸の辺りに気泡管を置いて三脚自体の水平を取ります。

 2軸ギア(極軸/赤緯軸回転)と3軸ギア(仰角)を調節して雲台の水平を出します。 この3軸ギア雲台は気泡管が備わっているのでこれを使う(感度は良い)。 写真は目盛合わせの補助でデープが貼ってあって見苦しいが重宝している。

 ポラリエのアクセサリーシューのある面に気泡管を置いてポラリエを北に向けた状態で、いったん水平方向に雲台を合わせます。

2014-03-polarie-001.jpg ポラリエを傾けて北極星に合わせます。アクセサリーシューに付けたポーラーメーターの面に気泡管を載せて水平になる位置でポーラーメーターの傾きを固定しておきます。 以後、ポーラーメーターに載せた気泡管で仰角方向を設置できます。 

2014-03-polarie-004.jpg 3軸ギアでポラリエの仰角を合わせます。 観測地緯度に合わせて傾けていくのですが、雲台のギアの目盛かポーラメータの目盛か、ポラリエの目盛を使う。 どれもいい加減な目盛ですが、補助テープを使って目視の精度を増す工夫をする。 いちど北極星の見える所で校正しておくと、ポーラーメータの上に気泡管を載せて設置の再現性が増す。

 方位方向は北極星が見えない所では、GPS方位計またはポーラーメータの磁気コンパスを使い1軸ギアで合わせます。 GPS方位計の場合は、ポラリエの方位の基準軸が取り辛く、ポーラーメータの磁気コンパスを使う場合も、ポラリエ取り付けの所(アクセサリーシューの所)がグラついて、基準軸の収まりが悪い。

 補足ですが、ナノトラッカーの修理がひと月かかって戻りました(^_^)

2014-03-nanotracker-repaired 001.jpg 新品同様です(^_^)

 客の不満を解消すると、もともと満足している客以上に満足度が上がる。 

 顧客満足を通り越して、ひいきの客、MBAみたいなところではかっこよくロイヤルカストマー、ということになってしまうんですね。

 ヨドバシのネットショップで送られてきたビクセンのポーラーメータの組み立ての下手なこと。 肝心な方位を合わせる基準線が白い▽の位置とずれて組み立てられてあったりして、私としてはもっと丁寧に作ってあるのがほしかったんです。 ヨドバシカメラのショップに行くと、お店に有った在庫の中のものは全部ずれていて、唯一、展示してあったものがずれなく良くできていた。 二つ返事でこの一番いいものと取り換えて頂けたんですね。 ごてごて言わずに。 

 こういう経験があると、ヨドバシカメラでの買い物は安心できるんです。 「メーカーにきつく言っておく」と、店員さんは客と同じ立ち位置にいるんです。

 ひとつの「真実の瞬間」において、顧客の期待があって、この期待が顧客が受ける印象の基準になる。 その期待以上のことを受けたとき、感激のあまり心はメロメロになってしましうんですね。

 話はそれて、日本には「おもてなし」が文化となっていますが、欧米の方々はそういうのをモデル化して体系化するのが上手なんです。 モタモタしていて、日本に逆輸入するハメになり、それを得意然と講義したりコンサルしたりする姿、見たくないんです。 モデル化体系化は日本人にやってもらいたいんですね。

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