西の星空の日周軌跡撮影をしてみた

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 固定撮影で何ができるか、星の日周軌跡を静止画と動画にするには初の試みをしてみた。

 固定撮影は、EOSKissX4新改造(別に新改造でなくてもいいんだが、、)、EF8-15mm魚眼でf=10mm、根元にLeeSoftFilter#3を挿入しキラキラ星を強調してみる。

 過去の経験から、この夜空での撮影条件はF=4.0、ISO=3200で星の流れの目立たない30秒とした。 念のため外気は日没後すぐに3℃ぐらいまで下がる。 撮影間隔は無理せず2分間隔とし、120枚(4時間)。

 まず、DeepSkyStackerを使って比較明合成をしたのがこの画像。

WestSky105framesx2min.jpg 撮り初めに雲が出て、その部分をカットして210分の日周軌跡の星野画像です。 2分に1枚では輝点はつながりませんね。 これが目的であればISO=800で露出110秒、間隔120秒なんてことでいいかな。 周りの木々に少し光を当てるといいかな。

DeepSkyStackerで比較明合成をするには「DeepSkyStackerのページ その1」を、windows10でDSSを使うと最後の画像補正の実行ボタンが完全に見えなくなる問題解決には「DeepSkyStackerのページ その2」を参考にしてください。

 参考までに、1枚目の画像はこれです。 撮影は2015.10.6 20:04~です。

2015-1006-30sF4ISO3200Lee3-3deg (16).jpg 白鳥座、ひこ星、織り姫が輝く西の夜空です。

 この日周運動を動画にしてみた。 うまくはめ込めないんですがなんとか (*_*;

動きがカクカクですね。

(2016.6.27記)
その後日周動画作りに何回かトライしてみて取りあえずのまとめをしておくと:

 画像のコマ送りはスムーズに動かすには網膜の残像を利用して、30コマ//秒以上必要のようです。

 動画の長さは10秒間ぐらいを目標にするとよさそうです。

 星はゆっくりと動かすちょうどよい速さを見つける必要があり、2時間の日周を10秒ぐらいで動かす(早送りする)ことでどうか。

一応の結論:

1.撮影: 24秒―12秒のインターバルで、300カット―600カット、いずれも2時間の撮影。

2.編集: 1コマ 2/60秒(30コマ/秒)ー1/60秒(60コマ/秒) で画像切り替えをする。 

3.カメラ設定: 露出=20秒 ISO=3200 f=5.6 程度  もう1段上げてもよい。 フィルターはソフトフィルターLee3 ぐらい入れる。

          露出=10秒 ISO=3200 f=4.0 程度 同上

4.ミラーを上げっぱなしで撮影する方法を考えておかないとミラーの耐久テストになってしまう。

5.編集ソフト: windows moviemakerでできたけど、windows10 では出来なくなった (T_T)

候補はwondershare filmora。

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