金環日食撮影の顛末の記

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 撮影準備は用意周到怠りなく、最後の難関は天候と目覚まし。
 5時に起床できた。 
 天候の方は一時期待させる報道であったが、いざ定刻となると分厚い雲が一面を覆う。
 前日の予行演習で位置合わせの強力なツールを作成し、写真の通りのいでたちの機材で臨んだ。太陽光遮蔽板、よく見えないがタイマー、時刻確認の携帯電話がSLIKの三脚にぶら下がっている。あとキヤノンEOSkissX4、135㎜ズーム、ND100000フィルター。 それに裸眼での太陽観察プレート。 これ快晴の時には最高の装備。 曇りの時の準備が少し甘かったかな。

img 5857.jpg カメラで太陽さえとらえればあとは設計通りに進行する。7時11分にカメラ画面の左下に太陽を合わせ、30秒おきのシャッターをスタートさせる。ISO400、f-8、シャッタースピードは1/100で落ち着きこれで固定した。適正スピードを出すのに少し手間取った。 ズームは最大の135mm。

 経過と結果
 第1接触から第2接触までは厚い雲でほとんど撮影できなかった。 第2あたりから以降は途切れることはあったが、雲を通してカメラには映った。
 カメラに映ったリングよりも、薄いフィルターで、厚い雲に隠れながら透けて見えるリングの姿は幻想的でかえって良かったようだ。

2012-05 eclipse ring rt (2).jpgリングになった時


2012-05 eclipse 3rd rt (1).jpg第3接触の時

 例の月の山による光のチェインなるものは映ってない(ベイリービーズと言うらしい)。雲を通しては無理か、135㎜では無理か。

 真同心円や第3接触のものより、そのあとの三日月様(よう)より大きく光の部分が回り込んだ姿が優美に思える。

2012-05 eclipse 3rdafter rt.jpg
 後で指摘された金環日食の後遺症:顔の日焼け。 


 連続撮影風の合成は適当なソフトが見つかってからにする。

 金環日食撮影準備








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