金環日食撮影の顛末の記 その3

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 雲から透けて見えた幻想的な金環日食
曇り空から見えた金環の太陽は幻想的で神秘的てあった。 この姿を再現できないだろうか。
再現してみた。
素材はその時撮ったフィルター無しの曇り空、これはカメラのディプレイに導入できない太陽を雲から現れない雲空に向かってたまたま撮りまくった画像の一枚と、フィルターを付けて淡々とシャッターを切って撮った美しい金環の太陽の2枚。
 これをコンポジットのできるフリーソフト、SiriusCompKikuchiMagickを使わせていただいた、それにレタッチ、ブラシできるAVS Photo Editor(有料)を使って、素人丸出しの合成画像を作った。

 出来上がりの画像がこれです。

eclipse lc-mod.jpg2012年5月21日撮影、場所東京都
キヤノンEOSkissX4 135mmズーム、SILK三脚、金環の部分はMARUMIフィルターND100000使用、f=8、ISO=400、t=1/100、雲の部分はフィルター無しでt=1/1000
比較明コンポジット、レタッチ・ブラシ処理


 いかがでしょうか。
 まず曇り空画像とフィルターを通した金環太陽の合成、コンポジットに比較明合成と比較暗合成とがあるらしいのですが、どうやら比較明合成をするとそられしいのができましたが、雲の上に金環がぺったり乗っていて、雲の向こう側にある感じが無い。 コンポジットのアルゴリズムが分かってやっているわけではないので、いろいろここ見たがお手上げ。

 そこでかつて大安売りで購入したお買い得ソフトAVS、その中にAVS Photo Editorがあった。
素人丸出しのレタッチですが、何とか金環を雲の向こうに、雲を通して金環が幻想的に見えてきました。 ある程度太陽の光が雲にあたって比較的近くは雲が明るく見えていないでしょうか。

 部分蝕の時は太陽の光は強烈で、かなり広範囲に光が雲に当たり、一帯が白くその中にさらに白く太陽が見えるのですが、金環となって光がだいぶ弱められ、雲にあたる光もそれほど強くなく、金環の周囲だけが白くにじんで、一部がさらに厚い雲で金環が切れそうになる姿など、結構リアルみ見えませんか。


 金環日食撮影の顛末の記
 金環日食撮影の顛末の記 その2

 
 

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